『プチ・シャサーニュ・モンラッシェ』と称されるミネラルあふれるワイン

『メルキュレ』はコート・シャロネーズ地区最大の面積を誇るアペラシオンで、シャルドネの生産量は全体の約1割と珍しく、ピノ・ノワールから造られる赤ワインが　主体の地区ながらも、熟したアプリコットを思わせる風味豊かな白ワインが造られます。
ヤン・ルーMSは、このワインについて、シャサーニュ・モンラッシェとの類似を唱え、『プチ・シャサーニュ・モンラッシェ』と説明しています。
シャサーニュ・モンラッシェの畑には母岩が多く存在し、そのおかげでミネラル溢れる味わいに仕上がっています。対して、メルキュレの土壌は同じではありませんが、その分標高が100m以上高いことによって同様のミネラル感がもたらされています。