シャトー・メルシャン ブランドマネージャー安武紅
さて今回はまだまだ寒さが残る1月のロンドンで行われたKOJ(Koshu of Japan)によるAnnual Trade Tastingの様子をお伝えします。
※KOJは、日本のワイン生産地である山梨県内のワイン生産者15社と甲州市商工会、甲府商工会議所、山梨県ワイン酒造協同組合によって2009年7月8日に設立された団体であり、『甲州ワインを世界で認められるワインへ。』をコンセプトに、2010年から世界のワインマーケットの中心地であるイギリスを中心に、世界各国でプロモーション活動を行っています。
2015年より毎年開催されている本テイスティングですが、コロナウイルスの影響もあり4年ぶりの開催となりました。開催地に選ばれたのはワインラバーがワインラバーのために創設した名門会員制クラブ「67 Pall Mall」です。ワインリストには、グラスワイン 1,000 種類以上、ボトル合わせて 6,000 種類近くのワインが揃い、52か国から有名ワイナリーや傑出したヴィンテージがずらりと並びグラスで一杯から注文可能です。
今年のテイスティングイベントには日本を代表する10のワイナリーが出展しました。(勝沼醸造、シャトー・メルシャン勝沼ワイナリー、フジクレールワイナリー、グレイスワイン、岩崎醸造、くらむぼんワイン、ルミエール、マンズワイン、サントネージュワイン、サントリー登美の丘ワイナリー)
開場と同時にイギリスのディストリビューターはもちろん、ミシュラン星付きレストランを始めとしたUK各地から集まったソムリエ、マスター・オブ・ワイン、ジャーナリストなど業界関係者で会場はあっという間にいっぱいとなりました。甲州という素晴らしい日本固有品種と各ワイナリーの個性あふれるワインメイキングが生み出すシナジーにどの来場者も驚きの表情を見せていました。
我々シャトー・メルシャンからはワインメーカーが誇る「テロワール×ワインメイキング」のマリアージュを表現するべく以下の4点を出品しました。来場者のコメントと共にご紹介します。
シャトー・メルシャン
山梨甲州 シュール・リー 2021年
山梨県内で収穫された甲州をふんだんに使用した一本。「とてもフレッシュでいきいきとした酸が素晴らしい。柑橘の香りが刺身やカルパッチョに合わせたい。」(お客様コメント)
シャトー・メルシャン
岩崎甲州2020年
4か月間の樽熟成を経てやわらかな奥行きが加わった一本。岩崎地区は日本ワインの始まりをつくった二人の青年の出身地でもあります。「樽熟成のおかげでボディが加わりさらに味わい深くなっている。火を通した料理とペアリングしてみたい。」(お客様コメント)
シャトー・メルシャン
笛吹甲州グリ・ド・グリ2021年
そのテロワールのおかげで、よく熟するが渋みが少ない笛吹地区のブドウを使用して作られたオレンジワイン。「マセラシオンのプロセスがアプリコットやプラムなどのストーンフルーツのアロマを醸し出している。甲州の新たな一面を見ることのできる一本。鶏レバーのパテなんかに合わせたい。」(お客様コメント)
シャトー・メルシャン
岩出甲州 オルトゥム2021年
最高峰のブドウをその一本に閉じ込めたシングルヴィンヤードの甲州。「香り高く、複雑味のあふれるアロマ。口に入れた後も裏切らない絶妙なバランスが素晴らしい。」(お客様コメント)
テイスティングイベント後には67Pall Mallの会員を中心としたワインインフルエンサー向けのマスタークラスが行われました。上記のグリ・ド・グリに加え「シャトー・メルシャン 北信左岸シャルドネ リヴァリス 2020年」「シャトー・メルシャン椀子シラー 2020年」の3品をテイスティングしました。特になじみあるシャルドネやシラーといった品種が日本で栽培されていることに参加者は驚き、樽熟成から成るシャルドネの華やかなアロマ、冷涼な気候が生み出すシラーのエレガントさに会場中から感嘆の声が上がりました!
本テイスティング、マスタークラスを通して日本ワインのクオリティの高さを海外にさらに広めることができたと思います。UKの業界関係者を唸らせたシャトー・メルシャン自慢の甲州は本サイトで購入いただけます。ぜひ日本が誇る甲州を堪能してください。
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