シャトー・メルシャン
ワイナリー訪問レポート③
(勝沼ワイナリーツアー編)
こんにちは、WINE&DOORSスタッフ 伊藤です。
ワイナリー訪問レポートも第三弾になりました。今回は、「勝沼ワイナリーのツアーに参加してみました編」です。
※前回の事前予約をせずに勝沼ワイナリーを訪問した際のレポートはこちら↓
ワイナリー訪問レポート①(勝沼ワイナリー編)
ワイナリーで実施しているツアーはいくつかありますが、今回はベーシックな「ディスカバリーツアー」に参加してきました!
是非、ワイナリー訪問の時の参考にしてみてくださいね。
シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリーでは、事前予約をしなくてもテイスティングなどは楽しんでいただけますが、事前に予約をいただくとワイナリーの中を見学できたり、説明を聞きながらテイスティングを楽しめる「ツアー」に参加することができます。
予約していなくても当日空きがあれば参加することはできますが、大体は予約でいっぱいなので事前予約がおすすめです!!
- ★ツアー参加条件★
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ツアーの参加はテイスティングなどを含むため20歳以上の方のみです。(ペット・お子様の参加不可)
※車いすや介助犬での参加は事前にワイナリーに相談ください。
- ★ツアーの種類★
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一番ベーシックな「ディスカバリーツアー」、ワインメーカーがワイン造りへの思いを交えながらご案内する「ワインメーカーズツアー」、地下セラーの中にある特別な空間「オルトゥスルーム」でワインメーカーと特別な時間を過ごすスペシャルなツアー「勝沼ワインメーカーズスペシャルツアー」の3つがあります。
そして、上記以外にも不定期で特別ツアーを実施することがあります。
ツアーによっては開催日がかなり限られることもあるので、カレンダーを確認してご参加ください。
今回は、「ディスカバリーツアー」に参加した時のレポートをさせていただきます。
まず、事前にツアーに予約した方は10分ぐらい前までには「シャトー・メルシャン ワインギャラリー」にて受付を完了させます。
この時点で支払いをします。大きな荷物はギャラリーの受付に預けることができます。
右手が「ギャラリー」、左が「ワイン資料館」です。
受け付けが完了すると、ツアー参加者のシールをもらえます。シールは一般の方と区別するためなので、見えるところにつけます。ドライバーの人などアルコールNGの方には通常の方とは異なるシールをもらえます。
ツアーは「ワイン資料館」から始まるので、開始時間までには資料館にいる必要がありますがそれまではフリータイムなので、早めに行ってお買い物したりテイスティングしたりする方もいるようです。
個人的には、色々説明を聞いてからのほうがテイスティングもお買い物もより楽しいのではないかなーと思うので、お時間が許すならツアー後のお買い物、テイスティングがおすすめです。
さて。いよいよツアースタート!
ワイン資料館にて、まずは日本ワインやシャトー・メルシャンの歴史をご紹介いたします。
ワイン資料館は日本文化遺産にも認定されており、明治時代などのワイン造りの道具なども展示しています。
実際にお手に触れていただける形で展示しています。
地下にある昔のワインの樽貯蔵庫!
資料館の次は畑をご案内。
ワインギャラリーに併設する「祝村ヴィンヤード」を見学します。
複数の種類のブドウを植えているので(列ごとに違う)、ブドウの粒や葉の形の違いなども見ていただけます。樹の根元にこの樹は何のブドウかを記載していました。
なお、夏場はとっても暑いので日傘の貸し出しもありました!積極的にご利用ください。
ヴィンヤードの見学の次は、少し歩いて醸造設備の見学です。
トンネルを抜けて
樽やタンクが並んでいる施設を見学します。
ワインを実際に仕込んでいるタンクを間近で見たりできます。
たまたまこの時使ってなかったタンクを覗けたりもします。
色々なサイズのタンク(ステンレス)があったり、
大きな木の樽があったりします。
さらに、地下セラーの貯蔵庫も見学。
実際に育成している樽を見学できます。セラーの中は温度管理されているのでひんやり。さらにほんのりワインの香がして飲みたくなってきました(笑)
セラーから戻ったらいよいよテイスティングです。
今のツアーでは4種類のワインをテイスティングします。ご紹介するワインは、産地や品種がとても特徴的なワイン。実際に説明を聞きながらテイスティングをすると、自分だけで飲んでいるときには気づかない香りに気づけたり、そのワインが持つストーリーが聞けてとっても面白かったです。
ちなみに、今回テイスティングした中での個人的優勝は「シャトー・メルシャン 穂坂マスカット・ベーリーA シングル・ヴィンヤード 栽培責任者 猪股宣夫」でした。
マスカット・ベーリーAは日本固有のブドウ品種で、比較的「チャーミング」と表現されるような甘い香りと軽めの味わいのワインが多いのですが、この猪又さんのマスカット・ベーリーAで作るワインはマスカット・ベーリーAらしいというよりは少し欧州系の品種のような味わいでした。マスカット・ベーリーAの新しい側面を感じたのでとってもおすすめです。
テイスティングが完了して、アンケートに答えてツアーは終了です。
終わった後は、もう少し違うワインを飲みたい方はテイスティングカウンターで注文をしたり、ワインを買ったりされている方が多かったです。
歴史から味わいまで色々と体験できて、大満足のツアーでした。
9月は収穫の時期なので、色づいたブドウを見学できたり、運が良ければ仕込みの様子を見ることができるかも!?
是非、秋の勝沼ワイナリーに遊びに行ってみてくださいね。