シャトー・メルシャン
造り手がおすすめする
推しの1本【第一弾】
日本ワインを牽引している「シャトー・メルシャン」
世界的なコンクールでの受賞も多く、
日本ならではのテロワールを表現しながら
さらにその味わいに磨きをかけるべく、
日々精進しています。
そんなシャトー・メルシャンの造り手がおすすめする厳選の1本をご紹介します。
今回はその第一弾で
ワイナリー長のおすすめを紹介します。
ぜひ、自分の推しの1本を見つけてみてくださいね。
ゼネラル・マネージャー 小林おすすめ
唯一無二の逸品
椀子ヴィンヤードの最高峰。その年に収穫されたブドウからできたワインを各区画・各品種ごとに1樽1樽確認し、厳選したキュヴェを最高のバランスになるようブレンド。椀子ヴィンヤードのすべてを表現しています。「The MARIKO」、唯一無二、これ以上もこれ以下もありません!
【プロフィール】
ゼネラル・マネージャー
ボルドー大学やオーストラリア他、世界で醸造技術を学ぶ。2003年の仕込み時期に様々な試験醸造を行う中、甲州ブドウから今まで感じることのできなかった柑橘系のアロマを感じるキュヴェを発見。そこから生み出された『甲州きいろ香』のまさに生みの親の一人。甲州ワインの特徴香の研究で博士号取得。
勝沼ワイナリー長 正木おすすめ
芳醇な味わいの白ワイン
福島県会津盆地の西側に広がる会津美里町新鶴地区の丘陵地で栽培されているシャルドネから造りました。この地では生産者のご尽力により、ブドウに雨除け施設を作っており、より熟したブドウを得ることができます。樹齢を重ねたブドウから得られるパイナップルやライチの香りに加えて樽育成によるチョコレートを想像させる複雑な香りがバターを使った魚のムニエルのような料理によく合うと思います。同じ産地のブドウを使った樽を使わないステンレスタンク育成のワインや北信地区、上田市丸子地区のワインも生産しておりますので産地や作りの違いを楽しんもらえればと思います。
【プロフィール】
バイス・ゼネラル・マネージャー兼 勝沼ワイナリー長
藤沢工場、勝沼ワイナリーにてブレンダー、生産管理、品質管理業務に従事。海外原料開発と総合酒類製造の多彩な経験を活かしシャトーメルシャンの更なる品質向上に注力する。
チーフ・ワインメーカー兼椀子ワイナリー長 田村おすすめ
日本のメルローの歴史を感じる1本
1976年にメルローの栽培が始まった塩尻市。今では棚栽培のメルローは日本のメルローのテロワールの一部となってきていますが、その起こりはこの地でメルロー栽培を始める前に栽培されていた品種が棚栽培だったことから、その品種と分ける形で自然に棚栽培を選んだことでした。この棚栽培主体のメルローと垣根栽培のメルローは比較すると味わいが異なり、お好みがわかれることも多いんです。ぜひ、日本のメルローの歴史を感じてください。
メルローの特徴の腐葉土のような少し湿った印象の香りとで、筑前煮などの根菜を煮たようなお料理ともぴったりと合わせられる柔らかな口当たりです。
【プロフィール】
チーフ・ワインメーカー 兼 椀子ワイナリー長
ワインの清澄化や酸化抑制、料理とワインのマリアージュに関する研究および商品開発に12年間従事。研究者という枠に縛られることなく、05年より海外のワイナリー(アルゼンチン、チリ)での醸造を経験。
桔梗ヶ原ワイナリー長 高瀬おすすめ
特別な時間を愉しむワイン
日本を代表するメルローの代名詞。高い標高(730m)、水はけがよい土壌という、ブドウ栽培に適したテロワールを有する塩尻市の桔梗ヶ原。そこで育った垣根栽培のメルローを使い、黒い果実の香りがピュアに感じられ、豊かな果実感と柔らかいタンニンを持ち、余韻がとても長く、エレガントであることが特長です。1976年にメルローの植栽が始まってから、常に品質向上を目指し、毎年新しい挑戦を続けています。グラスに注ぎ、時間の経過とともにワインの変化を楽しみながら、特別な時間を過ごしていただければと思います。
【プロフィール】
桔梗ヶ原ワイナリー長
ワインの香りや味わいに関する研究に約10年間従事。14年に渡仏し、ボルドー大学醸造学部に在籍し、DUAD(ワインテイスティング適正資格)を取得するとともに、フランス各地(ポムロール、エルミタージュ、ニュイ・サン・ジョルジュ)で醸造を経験。 17年3月にシラーワインの特徴香の研究で博士号を取得。研究者の視点でブドウ、ワインを見つめながら、海外での醸造経験を活かし、シャトー・メルシャンの絶え間ない進化を目指す。