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「欧州だより」を始めます!

皆様、初めまして。メルシャン株式会社の溝渕萌香です。
私は現在、フランス・パリに住んでいます。メルシャンの欧州事務所に今年の4月から赴任しており、
メルシャングループと取引のあるワイナリーの現地窓口としてマーケティング、品質管理やイギリスでのシャトー・メルシャンのプロモーションなどを担当しています。

同じく欧州事務所勤務の松永と2人で、ヨーロッパのワインにまつわるお話を「欧州だより」を通してお届けしていきます!

メルシャン株式会社
マーケティング部 欧州事務所
溝渕 萌香
2020年キリンホールディングス入社、メルシャンへ配属後、東北エリアで営業を経験。
2023年4月より欧州事務所(フランス・パリ)にてメルシャンが輸入しているワイナリーやイギリスでのシャトー・メルシャンのプロモーションを担当する。

ボージョレ・ヌーヴォーとは

さて、初回である今回はご存知の方も多いとは思いますが、年に一度のお祭り、ボージョレ・ヌーヴォーについてお話させていただきます。ボージョレ・ヌーヴォーの“ヌーヴォー”はフランス語で「新しい」を意味し、毎年ボージョレ地区にてガメイ というブドウ品種から造られる新酒ワインのことを指します。例年11月の第三木曜日に解禁されます。

ボージョレ・ヌーヴォーのワインスタイルとしては、ボディが軽めで渋みの少ないワインで、ストロベリーやラズベリーといった赤い果実の風味にたいていはキルシュ、バナナ、シナモンのような香辛料の風味が加わります。これは炭酸ガス浸漬法 という特有の製法を使うことで生まれる特徴です。炭酸ガス浸漬法とは破砕されたブドウをアルコール発酵させるのに対し、ブドウを房ごと発酵させる方法のうちの一つで、密閉槽の中に破砕していないブドウの房のみを入れてそれを炭酸ガスで満たして酸素を取り除きます。この方法を使うことで色素は十分に抽出されますがタンニンはほとんど抽出されず、新酒らしいフレッシュなスタイルに仕上げることができます。

ブルゴーニュの名門メゾン「アルベール・ビショー」

メルシャンがお届けするのは40年以上パートナーシップを提携しているブルゴーニュの名門アルベール・ビショーのボージョレ・ヌーヴォーです。アルベール・ビショーは1831 年に設立された、6世代にわたり引き継がれ、ブルゴーニュ地方全体の未来をも想い担う造り手です。ボーヌ市に本拠地を置き、北はシャブリ地区から南のボージョレ地区まで、ブルゴーニュ地方の全てに畑を所有しています。所有する6つのドメーヌ で造られるワインは、世界最大規模のワインコンクール、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)などでの受賞歴を多く持ち、世界的に評価の高い造り手として名を馳せています。また、サステナブルな取り組みを多く行い、ブルゴーニュワインの未来に貢献し続けています。

アルベール・ビショーの詳細はこちら 

今年のヌーヴォーの出来

欧州事務所では、毎年アルベール・ビショーとともにブドウを生育から見守り、10月半ばに行われる製造の立ち会い、そして解禁日に日本のお客様に無事お届けすることを使命としています。ボージョレ・ヌーヴォーは11月の消費解禁日だけでなく、ボージョレエリアから他のエリアへのワイン移動可能な解禁日やフランス国外への出荷解禁日などスケジュールはボージョレ委員会によって厳しく定められており、綿密に練った計画通りに進めるために現場では常に緊張感が漂います。

今年のボージョレ地区の夏は非常に暑く、時には焼けつくような猛暑日がありましたが、ブドウ畑は良好でブドウのポテンシャルも高い状態でした。7月10日の週にボージョレ地区で発生した2回の雷雨がありましたが、その後に暑く晴れた日が続きブドウがよく乾いたため品質には影響がありませんでした。
23年の「アルベール・ビショー ボージョレ・ヌーヴォー」は美しい光沢のあるガーネットレッド色、香りは強さと複雑さを兼ね備えており、スグリや野イチゴなどの新鮮な赤い果実の香りが白い花の香りと混ざり合います。非常に滑らかで飲みやすい味わいは、タンニンとフルーツのアロマの美しいフィネスとフレッシュさを示します。

一方、「アルベール・ビショー ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー」は濃く、非常に美しい深紅の色から晴れた美しい年であったことがうかがえます。ブラックカラントやブラックベリーなどの小さな黒い果実の香りが、混ざり合う繊細な香りです。豊かでうっとりするような味わいで、繊細さに満ちた新鮮な果物の余韻がよく伴います。

パリでも盛り上がるボージョレ・ヌーヴォー

例年ボージョレ・ヌーヴォーの消費が一番多いのは日本ですが、実はパリでも毎年盛り上がりを見せています。ボージョレ地方では解禁日の前日からフェスティバルが開催され、解禁日を迎えると花火を上げて喜びを分かち合います。スーパーマーケットやワインショップの店頭にずらりと並ぶのはもちろん、ブラッセリ―(軽食やお酒を提供するカフェ)やレストランでも新酒を堪能するパリジャン、パリジェンヌたちを至る所で目にします。

スーパーに大きく積まれたボージョレ・ヌーヴォー。まとめ買いプロモーションなども行われており、この時期にしか味わえないフレッシュなワインをここぞとばかりに買い占めるマダムを見かけることができます。チーズ売り場にも進出しているあたり、さすがワイン大国フランスですね。

日本でもフランスでも、一年に一度、ワイン産地や生産者に想いを馳せ、その年の作柄を知りながら、ワインに触れることのできるまたとない機会ですので、より多くのお客様にその楽しさを分かち合えればと思います。

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アルベール・ビショー ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2023(ペットボトル) 500ml 【11月16日以降お届け】

赤ワインの最高の造り手として『レッド・ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー2004、2017』を受賞したアルベール・ビショー社がお届けする、手軽に楽しめるペットボトル仕様のボージョレ・ヌーヴォー。
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