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WINE & DOORS

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WINE & DOORS

セット シャトー・
メルシャン
体験 コラム

【ワイン×音楽】ワインと音楽を楽しむ
<最終章:白・ロゼワイン>

ワインと一緒に、ワインに合う音楽を楽しむ。そんな「ワインと音楽」の第三回、最終章です。第一章「スパークリングワイン」、第二章「赤ワイン」に引き続き、最後は「白ワイン・ロゼワイン」です。

【シャトー・メルシャン 玉諸甲州きいろ香】×【坂本冬美 また君に恋してる】

「きいろ香」は、日本固有ブドウ品種である「甲州」が持つ柑橘の香りを世界で初めて引き出したワイン。ワインの香りの世界的権威であるボルドー大学富永敬俊博士との共同研究により誕生しました。「きいろ香」の名称は、このワインの誕生にご尽力いただいた富永博士の研究の支えとなった愛鳥『きいろ』から名付けられており、その姿はラベルにも描かれています。
ユズやカボスといった和柑橘を思わせる香りとフレッシュな酸とのハーモニーが特徴で、白身魚のお刺身や天ぷらなどとの相性が抜群です。

そんなこのワインに合わせるのは坂本冬美さんの「また君に恋してる」です。
CMソングとしてとても有名なこの曲ですが、坂本冬美さんはカバーで、その元ネタは日本のフォークユニット、ビリー・バンバンのシングルです。

とてもはかないこの曲調と和柑橘の香り高く、まるで事の音色が聞こえてきそうな繊細さを持つこのワインとの相性は抜群です。
ちなみに坂本冬美さんはお酒の曲をたくさん歌っています。1987年(デヴュー)「あじさい酒場」、1988年「祝い酒」、2013年「お酒と一緒に」、2019年「男哭酒(おなきざけ)」、2022年「酔中花」、2023年「再会酒場」、「酒よ」。
そんなところでもお酒との相性がいいのかもしれませんね。

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【レ・グラン・シェ・ド・フランス ナウ・マイ・ソーヴィニョン・ブラン】×【久石譲 人生のメリーゴーランド】

ソーヴィニョン・ブランの3大産地はフランスのボルドー、ロワール、そしてニュージーランドといわれていますが、そのニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランのワインがこの「ナウ・マイ」です。ソーヴィニョン・ブランの銘醸産地であるマールボロの樹齢約20年のブドウ樹から造られた、豊かな果実味と爽快な味わいが特長のワインです。

久石譲さんの曲って、「風」とか「草原」、「夏」って感じしませんか?ニュージーランドの高原・大自然と爽やかなソーヴィニヨン・ブランととても合うと思うのです。ソーヴィニヨン・ブランらしい草の香りが豊かなこのワインには、久石さんの曲がまっさきに思い浮かんだのですが、その中でも爽やかな風のような、「ハウルの動く城」より人生のメリーゴーランドを選びました。「草原」や「空」が多く描かれます。この映画にワイン登場させるならニュージーランドだろと思うのです。爽やかだけではなく、自然の恵みの偉大さも感じられるこの曲はまさにぴったりだと思います。

「ハウルの動く城」の言えば2004年に公開されたジブリ作品。原作はダイアナ・ウィン・ジョーンズ『魔法使いハウルと火の悪魔』。邪悪な魔女の呪いによって若い帽子屋ソフィーが年配の女性に変えられてしまいます。魔法の空飛ぶ城を持つ魔法使いのソフィーとハウルの愛や嫉妬、戦争、自信、友情、魔法で波乱に満ちた旅の話です。

この曲は、少女の自分と老婆の自分を行き来することになったソフィーや、ハウルの微細な感情の変化と浮き沈み、そして人生や時間が流転する様をワルツに乗せて表現しています。
(実は弾くのがとても難しい、いわゆる難曲です)

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【シャトー・メルシャン ももいろ】×【ヘンリー・マンシーニ ムーン・リヴァー】

「シャトー・メルシャンももいろ」はマスカット・ベーリーAの華やかな香りとメルローの厚みがバランスよく調和した辛口のロゼワイン。イチゴや木イチゴなど赤い果実のフレッシュな香り、心地よい酸味。かわいさ、可憐さも感じられるワインだと思います。

そんな「ももいろ」に合わせる曲は「ムーン・リバー」(Moon River)。
1961年公開の映画『ティファニーで朝食を』で、主演女優のオードリー・ヘプバーンが劇中で歌ったギター弾き語りのシンプルな曲です。もともとこの曲は1オクターブと1音しかないオードリー・ヘプバーンの声域のために書かれているようです(ホントに9度しかない)シンフォニーとジャズを織り込んだこの映画は人々の心を動かし、その後の音楽に大きな影響を与えました。

この歌はオードリー・ヘプバーンが演じるホリーの「素」のシーンでもあるので、人間味、素朴さが感じられます。また、歌詞の最後にある「My Huckleberry Friend」。 意訳だと「私の大切な人」ですが、北米のブルーベリー・コケモモに 似た青黒いベリーで、その小粒さから、小さいもの親しみを込めてイジるようなスラングです。
田舎への郷愁を感じさせるこの内容が、少し素朴で、でも華やかな日本のマスカット・ベーリーA主体のロゼワインにはぴったりだと思います。

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3章に分けて全9組をご紹介させていただきました。いかがだったでしょうか。
ワインの味わい方の1つとして、楽しんでいただけましたら何よりです。
今回ご紹介のワインと音楽の組み合わせは是非ご自宅で試していただければ嬉しいですが、それ以外にもご自身のお好きなワインや音楽のパートナーになるものを見つけていただくのも面白いと思います。

奏者かつ選曲者紹介

Vn. 西川 洋輔(Yousuke Nishikawa)
第12回日本クラシック音楽コンクール(ヴァイオリン)全国大会・審査員特別賞。東京大学経済学部卒業。
2010年キリンビール(株)入社。2022年よりキリンホールディングス㈱ヘルスサイエンス事業部にて新規事業創出プログラム「キリンビジネスチャレンジ」の主担当として数百件のビジネスアイデアのインキュベーションを担う。
ソムリエ[(一社)日本ソムリエ協会認定]
Pf. 瀧本 辰作(Shinsaku Takimoto)
第14回日本クラシック音楽コンクール本選・優秀賞。早稲田大学在学中にピアノの会演奏部長として演奏会を年10回以上開催。
2011年キリンビール㈱入社。2019年よりワインキュレーション営業部にて輸入ワインの新規BtoB事業を推進。2022年より同社営業部長。
2023年早稲田大学経営管理研究科修士課程修了(MBA)
ソムリエ[(一社)日本ソムリエ協会認定]
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